シナネンホールディングスおよびシナネンは、11月20日(木)、栃木県宇都宮市立城山中央小学校の5年生約40名を対象に「環境とエネルギー」をテーマとした出張授業を実施しました。
シナネンが開発した太陽光発電所「宇都宮シナネンソーラーパーク」※1は、城山中央小学校に隣接しており、2023年2月の稼働以来、再生可能エネルギーの普及に取り組んでいます。こうした取り組みは、地域の皆さまのご理解とご協力があってこそ実現できるものです。今回の授業は、子どもたちにエネルギーや地球環境について学んでいただくとともに、地域とともに未来を考える場となることを願って開催しました。
取り組みの背景と目的
この出張授業は昨年度に続く取り組みであり、「環境とエネルギー」をテーマに、再生可能エネルギーや地球温暖化の課題について子どもたちに伝えることで、地域との絆を深め、次世代の育成を支援することを目指しています。地域と企業が互いに理解し合い、環境に寄り添った未来をともに創っていく、そんな思いを込めた活動です。
授業の内容
前半では、「再生可能エネルギー」をテーマに、地球温暖化による課題や、日常生活での温室効果ガス削減方法、脱炭素社会の実現に向けた取り組みについて、クイズを交えながら分かりやすく説明しました。


続いて、太陽光発電システムの仕組みや、それに関わる職種について紹介しました。発電所が完成するまで、そして稼働後にどのような仕事の人たちが関わっているのかを説明し、生徒の皆さんは興味深そうに耳を傾けていました。

後半では、太陽光パネルや接続箱、パワーコンディショナー、分電盤、電力量計、引込柱などの設備を実際に見学しながら、それぞれの役割や仕組みを説明しました。


さらに、シナネンで取り組む「シナネンあかりの森プロジェクト」について紹介しました。植林活動の一環で行っているどんぐり採集の取り組みや、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは「危急種(VU)」に指定され、各地の水族館や動物園で繁殖の取り組みがあるコツメカワウソに関するクイズを通じて、環境保護を身近に感じられる工夫をしながらプロジェクトについてお伝えしました。

最後に、エネルギーに関するクイズを6問出題し、授業内容を復習しながら理解を深めました。生徒の皆さんは積極的に手を挙げ、クイズに挑戦してくれました。答えを発表すると「そうなんだ!」といった新鮮なリアクションもあり、楽しく学んでいただけました。

見学を通じて、生徒の皆さんからは「発電所を作るのにいくらくらいお金が必要ですか?」「この仕事に資格は必要ですか?」など、たくさんの質問が寄せられ、エネルギーへの関心の高さがうかがえました。
児童の皆さまからの感想(※一部抜粋)
・太陽光発電システムを見せてもらって感動した。大きさに驚いた。
・これからは電気や水の無駄遣いをしないようにしていきたい。
・エネルギーにはいろいろな種類があることが分かった
・いろいろな話が聞けてよかった。また来てほしいです
今回の活動を通じて、児童の皆さんがエネルギーに関心を持ち、環境のために何ができるかを一緒に考えてくれていることを強く感じました。さらに、地域と力を合わせて環境活動に取り組むことの大切さを改めて実感し、その協働が確かな成果につながる手応えを得ることができました。
今後の展望
シナネンホールディングスおよびシナネンは、今後も出張授業を通じて、エネルギーに関する知識の普及と、次世代を担う人材の育成を支援し、地域とともに持続可能な社会の実現を目指してまいります。
※1 シナネン株式会社 2023年3月7日プレスリリース
栃木県宇都宮市における太陽光発電所 「宇都宮シナネンソーラーパーク」の稼働を開始
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