2026.02.27
あかりの森プロジェクト シナネンでんき 環境配慮メニュー

【シナネン】青葉組主催のネイチャーポジティブ実践ツアーに参加

~未来へつなぐ自然再生の現場レポート

■ ネイチャーポジティブ実践ツアーとは

2026年2月6日(金)、栃木県茂木町にある青葉組の社有林で開催された「ネイチャーポジティブ実践ツアー」に参加し、見過ごされがちな“湿地”が持つ力や、科学の視点から自然再生を捉える新しい試みに触れてきました。

今回の主な目的は、湿地造成や専門家とのディスカッションを通じて「水環境」や「生物多様性」を再生する取り組みを学び、その効果を科学的にモニタリングする最先端の方法を知ることです。

今、日本ではカーボンクレジットの導入が進む一方、欧米では、どれだけ地域の自然再生へ貢献したかを評価するネイチャークレジット・ロードマップが2025年に示されて注目を浴びています。「シナネンあかりの森プロジェクト」にも、国際的潮流をどのように取り入れ発信するべきかについて多くのヒントを得ました。


■「シナネンあかりの森プロジェクト」の新たな展開について

あかりの森プロジェクトは、2025年8月より青葉組が推進する「自然資本共創プログラムaoba」への支援をスタートしました。
青葉組が管理する栃木県足利市の土地(約9,500㎡)を「シナネンあかりの森」と名付け、森林の健全な循環を取り戻すことを目的に「植林・育林」に重心を置いた活動を進めています。
今回の実践ツアーで見た湿地再生の取り組みを、今後どのようにあかりの森で活かせるか、新たな視点が生まれました。


■ 当日の様子

当日は気温14度と暖かく、森の一部では沢が凍るなど冬らしい景色も見られました。15分ほど歩くと湿地帯に到着し、雨が1ヶ月以上降っていないにもかかわらず水辺環境が保たれており、自然の力強さを感じました。

1. 湿地再生と生物多様性(ビオトープ)の現場実証

青葉組の講師より、湿地再生の意義や生物の事例について説明がありました。
希少種サシバの主食となるカエルの生息地減少、農村の変化などにより湿地が失われていることから、「アカガエルの森」として湿地保全や植林を行っている取り組みについて紹介されました。

2. テクノロジーによる生物多様性の定量化・クレジット化

東大発スタートアップ・Nature Defineより、環境DNA解析・音響モニタリング・カメラトラップ等による生態系評価技術の紹介がありました。
また八千代エンジニヤリングより森林の流量調整機能や水位計測の実例が示され、湿地が地下水の湧出により形成されている点など詳細が説明されました。

3. 湿地造成の実践

実際に湿地を掘り起こし、40分ほどで小さなマイクロ湿地を造成。湧水が現れ、ゲンゴロウも確認されるなど生態系の力を体験しました。

■ 今後のアクションについて

3月頃に再訪し、設置機器(カメラ・マイク・水位計)のデータから生物や水環境の変化をモニタリング予定です。アカガエルの産卵が見られる可能性もあります。

■ 参加を通じて感じたこと

湿地再生の重要性と同時に、定量化しにくい自然再生を社会にどう伝え共感を得るかという課題も実感しました。

あかりの森プロジェクトでは、貢献型の環境活動を継続し、森づくりの発信を続けていきます。


■ あかりの森プロジェクト

https://sinanen.com/project/

環境に優しいエネルギー普及と生態系保護を通じて豊かな自然を残し、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みです。